今回は枕状溶岩観察のコースをゲストにご案内。
地質に大変興味を持っておられるゲストの方でしたので、今回は一段と気合いを入れて!ガイドさせていただきました。(2026.4.28)

鴨川の海岸に見られる枕状溶岩。砂岩などの堆積物の多い千葉県では珍しく、太古の溶岩が見られます。
4000万年前の第三紀の海底火山の噴火により形成されたもの。プレートテクトニクスにより、何万年もかけてこの鴨川の海岸まで移動してきた痕跡です。
まさに気の遠くなるような太古の記憶を、目の前で見ることができます。

枕状溶岩が割れた跡。放射線状に幾筋もの亀裂が見られます。これは急速に溶岩が冷やされた証拠。周囲が水だったということ。
つまりこの溶岩が、海底火山由来のものである証拠といえます。

溶岩に点在する青緑色の部分。これは溶岩表面のガラス形質が変化したセラドンという鉱物。
白い筋は方解石。こちらは、炭酸カルシウムを主成分とする鉱物です。

鉱物観察の後は、海岸へ移動。何やら動物の遺骸。魚ではないようです。なんだ?
よく観察した結果、ウミガメのものだということが分かりました。稀にですが、アカウミガメを海岸から観察することもあります。なので、おそらくアカウミガメかな?いったい何故命を落としたのか?色々と想像してしまいます。

磯に佇むのはカルガモ。この他、イソヒヨドリ、クロサギなどの野鳥たちも観察できました。

砂浜に残るこの足跡は?
これは先程のカルガモの足跡。よく見ると、指の間に水かきの跡が確認できます。

クマバチの訪れた紅白の花。
ハコネウツギ…?ニシキウツギ…?
実は千葉県では、このハコネウツギとニシキウツギの交雑個体が多く見られるそうです。
おそらくこの木も…。通称はハコネニシキウツギ。

